2011年2月9日水曜日

雪華

朝の6:00頃、いつものように起きて外をみたら
雪が降っていた。

天気予報では雨の予報だったし、昨夜の帰宅時も
雪になるような寒さじゃないよなーと思っていたんだけどねー。

出勤時には雪は止んでいて、積雪もなかった。
道も凍っていないし、午後には晴れるということだったんだけど
今日はバイクではなく、電車で通勤することにした。

なんとなく。

天気予報によれば、
今週末の2/10(木)~2/12(土)の未明くらいまでに
結構まとまった雪が降るそうだ。

そうなると、しばらくはバイク通勤はできないな。
そんなことを考えながら歩いて、駅に到着した際は
一ヶ月定期券を購入していた。

一ヶ月定期券なんて割安感なんてないし、
とりあえずPASMOに10日間くらいのお金をチャージして
おけば済むことだったかもしれない。
そう思うと高い買い物をしてしまったかもしれない。(^_^;)

雪かぁ~。自分はこってこての関東ほぼ中央の育ち。
冬は、群馬の赤城山や日光の男体山の方から
連日、数ミリの小石も飛ばすくらい強く吹き降ろしてきて、
乾いた冷たい。雨が降ったら確実にパウダースノーになるくらい寒い。

雪なんて、ほとんど降らない。
たまにほんの少し積雪するくらい降るときもあるけど、
それは1シーズンに2回あるかどうかくらい。
そんなもんだから、幼少の頃は、真っ白雪に憧れていたな。

なんでも江戸時代後期、その地のお殿様、
幕府老中 土井利位(としつら)さんは、
日本で初めて雪の結晶を顕微鏡で観察した方と、
小学校の時に教わった覚えがある。
それぐらい昔は、今よりも雪が降る頻度は高かったのかな。
(その頃、我がご先祖様はどこでどんな暮らしをしてたのやら)

大人になって、いろいろ経験してくると、雪がないことが
どんだけ良いかわかってくる。

雪に不案内な都会の方々は、雪が積もるなんてなると大騒ぎ。
交通機関はマヒして、転倒による怪我人が続出。
そんな報道が目に見える。

そもそも備えが無いんだよね。
滑っちゃうかもしれないのに日常の革靴を履いていたりして。
ちょっと吹き溜まりに足突っ込んだら、もう革靴の中まで水浸し。
こんな時なんだから長靴。。。そもそも長靴なんて持っていないと
持っていてもその存在を忘れていたり、
忘れてなくても通勤に履いていくには抵抗があって、わかっているけど
いつもの革靴を履いてきちゃったみたいな。

それはいいけど、残雪の残る道路を、原チャリに乗っている人を
見かけたときは、さすがに閉口したな。一人二人じゃないんだよ。
とても見ていられないほど、ヨロヨロ、フラフラ、しかも足出して乗っいる。
なんで、こんな時に乗ってくるかなー
朝を頑張れば、帰りまでには融けるからということかもしれないけど、
そんなんでコケられて、単独なら構わんけど、巻き沿いを食うのは嫌だね。

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そういえば、十日市場交差点にあった
「グラッチェガーデンズ」が、「魚屋路(ととやみち)」
という回転寿司屋さんに変わっていた。
よく知らなかったけど、ちょっとサイトを覗いてみたら、
やっぱり、すかいらーく系だね。
ふーん、2011年1月28日にオープンしてたんだ。

2011年2月2日水曜日

父の死

1/20(木)、父が亡くなった。

菩提寺との交渉、通夜に告別式にと。。。
故人を悼む いとま も得ぬまま
あわただしく時間が過ぎた。

高齢になった父、そして病。
その日はいつか来ると思っていたけど、
その日は突然やってきた。

最期をみとることは出来なかったけど、
永眠した父の表情は、いつもの優しい寝顔だった。
病に苦しんだ様子もなく、静かに、穏やかに、
逝ったようだった。

その日、
実家の兄から危篤の知らせを受けて、
右往左往しているうちに、
間もなく死亡の知らせを受けた。

「うそだろ。。。」

実家に向けて、車を走らせながら
何度ももつぶやいた。

首都高を通過中に、西の空にあった月は、満月だった。
以前、満月や新月のときは、人の生死や心のざわめきを
呼ぶような迷信話を聞いたことがあるが。。。

「夢であって欲しい。。。」

しかし、現実のものだった。

父の死を目の当たりにした母と兄は
どれだけショックだったことか。。。

私が父と交わした会話は去年の12月。
もっと話をしておけばよかったとか、
今更どうしようもない悔いが残るも、
その日に見た父の穏やかで静かな顔をみたとき、

「父は、天寿を全うされたのだ。
 病で思うように動けなくなった体から解放されて
 身軽になられたのだ。」

と思った。
そう思ったときに私のつまらん悔いなど
口にせずに静かに送ってあげたいと思った。

父よ、
いままで、ほんとにお疲れ様でした。
そして、お世話になりました。
ほんとに、ありがとうございました。

さようなら。

合掌