2011年2月2日水曜日

父の死

1/20(木)、父が亡くなった。

菩提寺との交渉、通夜に告別式にと。。。
故人を悼む いとま も得ぬまま
あわただしく時間が過ぎた。

高齢になった父、そして病。
その日はいつか来ると思っていたけど、
その日は突然やってきた。

最期をみとることは出来なかったけど、
永眠した父の表情は、いつもの優しい寝顔だった。
病に苦しんだ様子もなく、静かに、穏やかに、
逝ったようだった。

その日、
実家の兄から危篤の知らせを受けて、
右往左往しているうちに、
間もなく死亡の知らせを受けた。

「うそだろ。。。」

実家に向けて、車を走らせながら
何度ももつぶやいた。

首都高を通過中に、西の空にあった月は、満月だった。
以前、満月や新月のときは、人の生死や心のざわめきを
呼ぶような迷信話を聞いたことがあるが。。。

「夢であって欲しい。。。」

しかし、現実のものだった。

父の死を目の当たりにした母と兄は
どれだけショックだったことか。。。

私が父と交わした会話は去年の12月。
もっと話をしておけばよかったとか、
今更どうしようもない悔いが残るも、
その日に見た父の穏やかで静かな顔をみたとき、

「父は、天寿を全うされたのだ。
 病で思うように動けなくなった体から解放されて
 身軽になられたのだ。」

と思った。
そう思ったときに私のつまらん悔いなど
口にせずに静かに送ってあげたいと思った。

父よ、
いままで、ほんとにお疲れ様でした。
そして、お世話になりました。
ほんとに、ありがとうございました。

さようなら。

合掌

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